
暑さが本格化する前に、日常を整える小さな相棒たち
一年の折り返し地点に差し掛かる7月。
半期が終わって生活を振り返ると、
「これ買っておいて良かった…!」と思う家電がいくつかあります。
特に2024年上半期は、
物価の変動や働き方の変化、季節外れの暑さなどが重なり、
“家で快適に過ごすためのアイテム”を求める流れが強くなりました。
今回は、そんな上半期を実際に過ごした日本の暮らしの空気感とともに、
買って良かった家電5選 を紹介します。
「便利」だけでなく、
“生活の負担を軽くした”という実感重視で選んでいます。
① ±0(プラスマイナスゼロ)サーキュレーター
暑さの前倒しを救った“空気のかき混ぜ役”
2024年の春は、例年より気温が高い日が目立ちました。
「まだ5月なのにエアコン?」という場面も珍しくなかったはず。
そんな中で役立ったのがサーキュレーター。
- エアコンと併用すると冷房効率が上がる
- 梅雨のじめじめを軽減
- 部屋干しの時間が短くなる
コンパクトで静音、そして部屋に置いても生活感が出にくいデザインが多く、
“暮らしの裏方”として大活躍しました。
特に在宅ワークや子育て家庭では、
「部屋ごとに置いておく」という人が増えています。
② Ankerのロボット掃除機
仕事と家事の両立を助けてくれた“静かな相棒”
働き方が多様化し、
「平日の家事をいかに短縮するか」がより重要度を増した2024年上半期。
この半年で急に存在感を増したのが、
お手頃価格で高性能なロボット掃除機。
- 外出中に掃除が終わる
- ペットの毛や子どもの食べこぼしに強い
- 音が静かで夜でも使いやすい
- 手頃な価格帯が増えた
ロボット掃除機は
“生活の負担を減らす”という意味で、
2024年の家電では特に満足度が高いジャンルでした。
忙しい家庭こそ「帰宅した瞬間に部屋がきれい」のありがたさを実感したはず。
③ コードレススティック掃除機(軽量モデル)
上半期の“ヒット背景”は、家の中の動線変化
ロボット掃除機が普及する一方、
「サッと使える軽量スティック掃除機」の人気が再燃。
理由はとてもシンプルです。
- 階段・キッチンまわりなど“ピンポイント掃除”が増えた
- 部屋数が多い家庭ではロボットだけでは限界
- ペット・子どもがいると「すぐ掃除したい」が頻発
- 本体が軽量化され、腕に負担が少ない
特に上半期は黄砂・花粉の多い時期もあり、
玄関・ベランダまわりの掃除頻度が一気に増加。
“掃除のストレスを減らす”という目的の家電では、
もっとも満足度の高い一台になりました。
④ 高性能ドライヤー(速乾タイプ)
電気代上昇下で価値が急増した時短家電
2024年は電気代への関心が強かった年。
だからこそ、
「髪を早く乾かせる=電力使用が少ない」
という価値が再認識されました。
- 風量が強く速乾
- 熱ダメージを抑える
- 朝の支度が短くなる
- 子どもの髪がすぐ乾く
特に共働き家庭や時短を求める人からの評価が高く、
“美”というより“生活効率”として選ばれる傾向が目立ちました。
“熱すぎないのに乾く”という設計は、
2024年のニーズにぴったり合っています。
⑤ 電気圧力鍋
食費・自炊の流れが強まった2024年上半期の救世主
物価上昇・外食費の値上げが続いた結果、
上半期は「自炊を増やす」人が明らかに増えました。
そんな中で役立ったのが 電気圧力鍋。
- 炊飯・煮込み・蒸し料理がスイッチ1つ
- 火を使わないので安心
- 共働き家庭の時短に最適
- 子どもの離乳食~大人の料理まで幅広く使える
「食費が上がったけど、工夫すれば乗り切れる」
という感覚を支えてくれる、まさに“生活家電の代表格”。
朝セット→帰宅後すぐに食べられる、
この“自動調理の価値”は2024年の生活トレンドそのものと言えるでしょう。
🌈総括:2024年上半期の家電には“生活を軽くする”という共通点がある
2024年上半期に売れた家電・評判の良かった家電を振り返ると、
どれも共通している点がひとつあります。
それは、
「生活のストレスをひとつ軽くしてくれる家電」
という軸で選ばれていること。
- 暑さ
- 物価高
- 仕事の変化
- 家事の負担
- 時間の不足
- 子育ての忙しさ
これらに寄り添う“実用的な家電”が求められた半年でした。
家電は「便利」にとどまらず、
“暮らしをどう設計するか”に直結する存在になっています。
7月は暑さが本格化し、
さらに家の中の快適さが重要になる季節。
このタイミングで
「買ってよかった家電」の見直しをするのは、
夏を気持ちよく迎える準備そのものかもしれません。

